期間工にチャレンジ!

期間工から正社員になると

トヨタやホンダなど一流の自動車メーカーの正社員といえば、大卒以上の学歴があって、厳しい就職活動を勝ち抜いて新卒で採用されなければならないというイメージがあります。

ところが、期間工から登用されれば、学歴や経歴などに関係なく正社員になれるのです。ただ、期間工から正社員になるとメリットもあればデメリットに感じられることもあります。

労働組合や会社行事

労働組合や会社の行事に参加しなければならない機会が増えるのは確実です。

給料が発生するわけではないので、あくまで参加は自由なのですが、自由だからといって参加を拒否し続けるといろいろ不都合も起きます。

また、正社員を目指す期間工にとっても、こうした行事はなるべく参加すべきと考えられるでしょう。

なぜなら期間工の仕事自体は、ある程度の体力と能力がある人ならそれほど結果に差が付かないからです。

正社員に登用されるには、試験を受けるだけでなくそれまでの勤務態度などの評価が必要ですが、その評価で差を付けるには仕事結果は比較材料になりにくいので、会社の行事に積極的に参加しているかということが重要になります。

また、労働組合の行事では、そもそも会社は関与していないスタンスですので、なぜそれの参加で評価が左右されるのか疑問に思うことも多いでしょう。

しかし、実際は、行事に積極的に参加するような組合側の人間から出世していくものです。そういう人の呼びかけに応じないようでは、本人はおろかそれをまとめる班長などの評価にも響きます。

よって、正社員を目指すのであればこうした行事に参加しないという選択肢はありませんし、正社員になってからも同じことが言えます。

給与額は減る

期間工から正社員になったばかりのころは、額面上の給料はかなり減ります。

たとえば期間工として月収で30万円近く稼いでいても、正社員になった途端に手取りの給料は20万円を切るものです。

トヨタを例に挙げると、期間工から正社員に登用されると、最初の3カ月は準社員という扱いになります。準社員の給料は約17万円です。

4カ月目には正社員になれますが、正社員となっても入社1年目は月給約18万円ぐらいですので、期間工を長くやってきた人ほど正社員の最初の1年はきつく感じられるでしょう。

しかし、もちろん正社員になれば勤続期間が長くなるほど給料は上がっていきます。

新卒で正社員になった人と給料の最高額は同じぐらいになるようですから、長く働くことができればそのまま期間工を続けるより結果的には大きな収入アップになるのです。

ただし、それには時間がかかることを覚悟しておかなければなりません。期間工から正社員に登用された人が、新卒から正社員の人と同じ水準の給料になるまで、5年から10年かかるとも言われています。

メリットは?

単純に給料だけを比べると、正社員になるのにあまりメリットが感じられない期間工の人もいるかもしれませんが、給与額だけでは計れないメリットが正社員にはあります。

まず、正社員になることで社会的信用(ローン)が得られます。福利厚生も充実しますし、ボーナスも年2回もらえて、雇い止めの心配がないので定年までお金の心配をしなくてもいいのは大きなメリットです。

また、ある程度の期間正社員として勤務できれば退職金ももらえます。期間工から30歳ぐらいで正社員になった場合、60歳の定年まで勤務すると1000万円ほど退職金が出るメーカーもあるそうです。

新卒から定年まで正社員として働く人と比べると少ないですが、30歳のスキルのないフリーターでも1000万円の退職金がもらえるのは大きいでしょう。

デメリットは?

期間工から正社員になるデメリットとしては、給与からの控除項目が大幅に増えることが挙げられます。

健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税、自動車保険、寮費など月々給料から引かれるため、手取りの金額はかなり少なくなると感じられるでしょう。

ただ、住民税は、給与控除であれそうでないのであれ国税なので必ず納めなければなりませんし、健康保険や年金についても同じです。

ただ、期間工のうちは寮費が無料でも、正社員になった途端に有料になるというメーカーはけっこうあります。しかも、寮にいられるのは1年~5年間のような規則があることもあります。

また、自動車メーカーですから、自社の車を購入しなければなりません。義務ではありませんが、いろいろ圧力や雰囲気とかあるので、購入は半ば義務のようなものです。

また、任意保険も会社の団体保険に加入することになるでしょう。ほかに正社員になることのデメリットといえば、期間工時代に支給されていた手当のうち支給されなくなるものがあることです。

皆勤手当、満了慰労金、更新手当などはなくなります。定年まで働くなら正社員になった方が圧倒的にメリットがありますが、期間工としてそれなりに長く働いている人なら、最初のうちは金銭面でかなりのストレスがあるでしょう。

それではまた!

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